森山直哉の「新」新ゴジ②
……という訳である。
知らぬ間に、森山氏に物凄い恩恵を受けていたのだ。
まるで、「もうみんな買って使ってる~!」バートン版のジョーカー製品のようだ。我々はすでに森山氏の多大な影響下にあったのである。
「I LOVE MORIYAMA!」
故に一時期のHJ本誌、EXをはじめ、書かれ、編集され、造られた作品は膨大な数に上る。
↑伊藤氏として書かれたこの一文の為に「600号」は"買うべきである”
それらすべてをコレクションし、レビューするのも今後の目的ではあるが、話を元に戻そう。
当然の如く、「もう一度作ってください!」とお願いした。
「無理だよ。そもそも今作っても同じものはできないよ。」
当然であろう。
しかし、森山氏の新作が見たい、新しい新ゴジがみたい。そんな思いを抱えつつWFや電話でお話をさせてもらいながら、数年が過ぎた。
ある日、「なんとなく気分が乗ったから作ってみるよ」と連絡を頂いた。
人間、あまりのショックに直面すると、前後の風景がスロ(略)
即座にお願いした。「勿論、全然違うもので構いません。森山氏が造られることに意義があるのです」そう付け加えさせていただいた。
ちょうど、森山氏の作品の展示会のようなことをさせて頂ければと思ってもいた時期であった。
どうせならその場で発表しませんか?と提案、ご快諾を頂いた。
そして、WF2019冬の「森山直哉の世界」展へとつながる。
その③につづく