浅井造型 シン・ゴジラ 体組織
このテイクにこそ、あの映画で表現したかったことが全部詰まっていると思うんだ。それに対する賛否は別として。
「あの」レリーフで、あの乱杭歯表現を発明した浅井氏のセンスが、この小さなカタマリに全部詰まってる。
このサイズだからこそ、センスの部分「だけ」が如実に出てしまう訳で、それって、ちょっと間違えるとエライことになるわけですよ。※
このサイズと空間「しかない」のが如何に恐ろしい事か。
設置角度や、その空間の切り取り方、出し方、引き方、どれ一つとってもスッゲー恐ろしい事を平然とやってのけてるのが……実に、浅井造型なんだよなぁ。ハァ……。
これは様々な意味において、氏がこれまでシン・ゴジラ造型で試みてきた表現を凝縮したカタマリですよ。
ま、俺、行けなかったんですけどね。仕事で。
だからこんなテンションで客観的に書いてんだけどさ(泣)。
※例えるなら、1時間スピーチするより、5分スピーチする方がムズカシイみたいなかんじ。