宇宙超怪獣(キングギドラ)造型の世界
今度はぎっくり腰かい!
猫族です。
キングギドラ
原型:速水仁司
時期:1984年
サイズ:20㎝
価格:8000円
ギドラキットの名作である。
私見では20㎝サイズでこれを上回るものは出ていない。
自宅からキットをマルっと取ってきたので参考画像も多め!重かったらすんません!
●海洋堂BOX
先ずは箱から見ていきましょう。わくわく!
豪華化粧箱。初期海洋堂レジンキットの多くが入れられていた箱である。
KINGGHIDRAH H.HAYAMI
GODZILLA H.HAYAMI
といった風に、キャラクター名、原型師名が連続明記されている。
(サイボットならGODZILLA1984 E.HARA) いつの時期からゴモラキックBOXに移行したのかは不明だが、GSV期や、原氏の20㎝サイボットなど、初期レジンキットにはこのように専用BOXが作られていたのだ。
バーガンティの色合いも良いよね。
わあ、びっくりした。羽パーツである。
当然男らしくバキュームフォーム一発抜きである。
多くの猛者たちがこのパーツを見て開封の儀を中断したという(嘘)。
しかし、ここで心が折れていては本体が拝めない!
ハイ、海洋堂定番のクリーム色スポンジに包まれて本体の登場です!
ありがたいぜ!
しかし、ここへきて、大量の角パーツ群がその凶悪な姿を現し、行く手を阻む。
ここまで来た猛者たちも「…このパーツの山を削り出すのか…」と絶望の涙を流し、自宅倉庫に脚を運んだのであった。
(注)画像は大昔に俺が途中まで頑張った跡がありますが気にしないでください(笑)
●定番ギドラ
20センチギドラの長らくの定番、だと思います。
アタマに書いたように、このサイズでは間違いなくベストキットでしょう。
ただ、メディア露出に少々問題があるような気がしないでもない。
一つは、明確なベストカット写真のメディア露出が極端に少ない、という点です。
この作品、さすがにギドラだけあって、当時の雑誌だけでも相当数の写真が確認できるのですが、広告に使われてる写真が、すべからく弱い。
このギドラは、斜め前方アングルからほぼ目線と水平の高さで見る(写す)べきなんですよ。
ところが、多くの広告写真では上から撮影されたカットが多いんですよね…。
写真は2点とも海洋堂発行のアートプラ誌「怪獣造型特集号」より。
上から撮ってしまってる…。
●むしろベストカットはこれでしょ!
バンダイ特コレの参考写真として使われた際のもの。
首から背中を抜け、尻尾先端までラインが綺麗に流れる。
このキットがメチャクチャ格好良いことがお解りいただけるかと思います!
このラインこそ、速水氏のギドラの真骨頂です。 左右の首の流れもまた美しい。
で、このギドラのメディア露出の問題点のもう1点は…長くなったので、次回で!