あなたの知らない84ゴジラ造型の世界 第4夜①
ぎゃー!
猫族です。
あな知ら84の世界もいよいよクライマックス。
題して 「まだあるんです、大物が!」の巻 をお送りいたします!
さて、このシルエットでピンときた方は、おそらく50代以上。
そもそもこの夏の怪奇特集、このモデルの探索から始まってます。
1/300 スケール ゴジラ【スーツタイプ】
原型:諸岡範澄
●モロさんの、84
はじまりはワンフェス会場での伊藤克仁氏(元HJ編集長)とのやり取り。
伊「モロさんの新ゴジ知ってる?」
竹「え、あぁ多摩工房のアレでしょう?」
伊「違う、違う」
竹「ちょ、ちょと待ってください!是非、その話を詳しく!」
伊「MG誌の特集用に造ったのがあるんだわ。」
で、そこからMG誌のバックナンバー特定が始まります。
ヤフオクでMG誌を出品している方の「目次ページ画像」を連日見まくりますが、まったくわからない。
センチネルの時期になると価格も跳ね上がるし、戦々恐々しながら探し続ける…。※1
周囲に聞いても皆、「知らない」「MG誌多分実家にあるんだけどなぁ」ばかり。※2
うわ、これ結構レアなネタなんじゃないか?
結局、伊藤氏が特定してくださいました。
速攻でヤフオクで検索、ゲット!
これだ!
85年の6月号!速水氏の表紙から5ヶ月後!
意外に早いな…。
え、ちょっと待って。
もう、この時期に、明確に特定のスーツに合わせた立体化してるってこと!?※3
●フォトストーリーでの発表
この号では、なんと新作「ゴジラ」のフォトストーリーが組まれているんです。
↑ 実にMG誌らしい紙面構成。
特写!特写!で“自衛隊目線のオリジナル”84ストーリーが語られる。
コレ、知らなかったなんて…。
クラっときましたよ。
Next頁では、造型レビュー!
※1 ずっと検索してると、疲れて吐き気してきた。
※2 一番多かったのが、「ごめん、実家の部屋から見つけるのが大変。」とか、「段ボールのどっかにあると思うけど、わからん」というお声(笑)
※3 原氏の傑作「20㎝ベース付き」モデルが、85年末。前回取り上げた、速水氏の30㎝サイズもスーツ版ではあるが、アレはスーツ版、サイボット版、というより30㎝「新ゴジ」というほうがしっくりくるように思う。