ゴモラ再販&ゴモラ苦労記
色々ありすぎて、ヘトヘト……。猫です。
あまりにリクエストが多いため、この度のワンフェスでゴモラ再販致します。
ありがとうございます。素直に嬉しいです。
ついでに苦労話でも。
そもそも作家の小森陽一先生(海猿、S-最後の警官-、オズランド他代表作多数)の企画でスタートしたんですよ。
初のウルトラ。小森先生の名前も背負ってる。
殿もウルトラ参入したし、いっちょやってみっか!と意気込んで製作を始めたんですが、まぁこの10年で一番地獄でしたね。
シンプルすぎるライン、角以外に一切の装飾をもたない、ある種怪獣の中の怪獣。
ラフの段階でまず最初の地獄です。俺、何回造りなおしただろ?
5回目くらいまではカウントしてたんですがね。
神戸まで行って凄い資料を持ってらっしゃる方にもお会いしたりして、それでも煮詰まってました。
で、ある日、祖母に買って貰った菓子のパッケージを思い出しまして。
ジョンスン島でヌボーっと立ってるスチール写真でしてね、それが。で、「コレだ」と。
結局小学校の時の自分が視たモノしか造れないなぁ(笑)、俺……なんて思いつつも、そっからアウトラインまでは早かったのを覚えています。
↑当時の画像漁ってたら、出てきた。このネオ何とかを毎日飲んでた。殆どドーピングである。
で、その後は細部の突き詰めです。ここでスイッチが「入っちゃった」。
周囲からは「おーい大丈夫?」「マジで大丈夫か」「ノイローゼみたいだね」「完全にノイローゼだ、お前」「少し休め」「休もう、な?」「少し寝るべきだよ、徹夜は駄目」「マジで寝ろ」「いいか、竹添。今から言う事を必ず守れ。先ず、原型を段ボールに入れます。ガムテープで蓋をします。手の届かないところに置きます。布団に入って寝ます。わかったか!」……等々。どんどん語尾が変化していってるでしょ。
あと、どの発言が誰かわかった人、凄い(笑)。
マジで皆さんに心配かけました。ごめんなさい。
で、しまいには職場のカウンセラーのお世話になる始末。
殿のHPに新年会の写真が出てたと思いますが、実はあの時の目、完全にイッてます、俺。
そんなこんなでした。
どうしてもあの独特の顔つきも含め、完全にゴモラなゴモラを突き詰めていっちゃったんですよ。
↑ようやく光明が見えてきた頃。この後も色々あったけど。
あの左右で付いてる角度すらまったく違う「目」!
あの辺りまで行ったときにようやく光明が見えてきた記憶がありますけど、もう何時のタイミングかわからんわ(笑)。
今回がおそらく最終販売となります。どうぞよろしくお願いいたします。